今年は新型コロナウイルスの影響もあり、ひろばでも今年の新歓活動を全面オンラインに切り替えています。
この記事では、今年東大に入学された方向けに、新歓の日程をご案内いたします。
現在企画している新歓日程としましては、
- 他団体との合同新歓(企画中につき日程未定)
- 毎週の編集会議(毎週水曜20:00~)への参加
(ともにzoomを用いてオンラインで実施)
の2種類になっています。zoomのURLは本ブログやTwitterで告知する予定です。荒し対策のため、事前に会議への参加登録をお願いする場合があります。
(告知の際に、登録のやり方を含めてご連絡します。)
一つ目の他団体との合同新歓については、現在調整中ですので、追って日程をご連絡させていただきます。本団体Twitterや本ブログを参照ください。
二つ目の編集会議については、本団体が通常の活動として行っている編集会議に、本団体に興味がおありの一年生にもご参加いただこうというものです。
編集会議は毎週水曜日20:00~に実施されているので、都合の良い週にご参加いただけます。編集会議といっても、通常はさほど忙しいわけでもなく、ほとんど雑談のような会議になることも多いですから、お気軽にご参加ください。
幅広い科類・学部の方々が在籍していますので、大学生活に関して心配事などがありましたら、ご相談いただくことも可能です。
さて、以下はブログの管理をしている人間からの、新入生へのちょっとしたアドバイスです。興味がないという方は、読み飛ばしていただいて構いません。
去年、僕自身が東大に入学したときのことを思い出すと、漠然とした期待と、比較的明確な不安とに包まれていたように思います。
何か面白いものがあるかもしれない。けれども、実際問題として僕はやっていけるんだろうか。そんな、冒険前夜のような奇妙な緊張感がありました。
程度の差こそあれ、皆さんもそんな気持ちはあるかと思います。
特に今年は、同級生の顔が見えない状況で授業が始まるという異例の事態ですので、むしろ不安のほうが大きいのかもしれません。
この文章は、そんな皆さんの不安を少しでも軽減できたらという思いで書いています。これが皆さんの役に立つかどうかは分かりません。こんな文章のことはすっかり忘れて大学生活を楽しまれるならば、それが一番でしょう。
しかし例えば、大学に入って意欲を喪失してしまっただとか、友人関係がうまくいかないだとか、授業が難しくてついていけないだとか、そんな悩みに直面したときに、この文章を思い出してもらえれば幸いです。
アドバイスは三つあります。
まず、一つ目のアドバイスは、人を頼ることを覚える ということです。
これまで皆さんは受験勉強という個人戦で戦ってきました。基本的に試験場では一人ですし、他人を頼ることはできません。(もしやれば、それはカンニングになってしまいます)そのせいか分かりませんが、大学に入ってからも人を頼ることを過度に恥ずかしがる人がいます。自分のことは自分でやるというのはある程度までは立派な姿勢ですが、行き過ぎるとたいてい袋小路に陥ってしまいます。悶々と一人で悩み続けるくらいだったら、友達や先生に相談してみましょう。それは恥ずかしいことでは決してありません。苦手なことは、それが得意な人に任せておけばよいのです。その代わり、自分は自分の得意なことで彼らに返してあげればよい。何もかもができる必要なんてありません。
二つ目のアドバイスは、減点式で考えない ことです。
皆さんの中には、大学では、
「きちんとすべての単位を(場合によっては、優秀な点数で)取得し、課外活動も充実させる」
ものだと、根拠なく思い込んでいる方もいらっしゃると思います。もちろん本当にそうなれば理想的ではありますが、どれだけ頑張っても、失敗の一つや二つはしてしまうものです。その時に、「自分はダメな奴だ。」と、減点式で考えないことです。もともと考えていたイメージと自分の行動が一致しないからといって、失敗だと断定してしまってはいけません。間違えて降りた駅で、行きつけの喫茶店を見つけることだって大いにありうることです。
最後のアドバイスは、人と比べない ことです。
東大ではまれに、うんと難しい内容を先取りして勉強しているような人がいます。そういう人たちを見て、自分を奮い立たせるのはいいかもしれませんが、劣等感を感じてはいけません。同様に、試験の点数を他人と比べて、一喜一憂するのも、あまりお勧めしません。そういう指標は瞬発力的なもので、別に一生彼ら彼女らに敵わないわけではありません。人生が六〇年としても、皆さんが一八歳だとして、あと二倍以上の時間がありますから、ゆっくり頑張ればいいやと思うことです。
さて、以上、僕が個人的に感じたアドバイスを述べてきました。極端な話をすれば、すべてのアドバイスは「各々勝手にせよ」と言う以外ないのであって、上の話は単に僕の個人的感想の域を出ないものかもしれません。それでも、僕のアドバイスの一部にでも共感し、気持ちが楽になった新入生がいたら、そんなに嬉しいことはありません。
最後にもう一度。
ご入学おめでとうございます。ほどほどに頑張って、大いに楽しんでください。
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